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【現代でも通じる考え方】ゴールデンスランバーを読んで感じたこと

 

はじめに

どうも皆さんおはようございます。こんにちは。こんばんは。おやすみなさい。

 

西野心です。

 

皆さんは最近何をしていますか?

僕は最近バイトに勤しんでいたり動画を編集していたりしていました。

ちなみに今は実家に帰ってダラダラしていますw

 

実家に帰るとやることがないので年末に買って途中までしか読んでいなかった「ゴールデンスランバー」を読むことにしました。初めて読むタイプの作品で読んでいてとても新鮮な感覚になりました。

 

今回の記事では僕自身が読んでいて特に食らった部分が何箇所もありその中でも特に皆さんに紹介したい部分となぜその部分を読んで食らったのかを説明しています。

 

まずは「ゴールデンスランバー」のあらすじから見ていきましょう!

 

 

あらすじ

衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ? 何が起こっているんだ? 俺はやっていない――。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。

Amazonゴールデンスランバー」より引用

 

ここから具体的な文章と僕の感想を書いていきます!

 

1つ目

世界的に大きな騒動が起きても、わたしが気にかけるのは、娘の健康状態であり、夫の出張の予定であり、晩御飯の献立と、インターネットで見つける化粧品の値段だな、と思った。

伊坂幸太郎. ゴールデンスランバー新潮文庫) (pp.163-164). 新潮社. Kindle 版. 

僕はこの作品を読み始めたときがちょうど元日で能登半島地震が発生したときでした。幸いなことに僕は被害の少ない地域に家族といたので大きな被害を受けずにすみました。地震が発生した直後からテレビで地震の状況や津波が発生する危険性を訴えるニュースがずっと流れていました。それを見ながら僕も含めて家族みんなで全く関係のない話をしていました。そのときにふとさっきまで読んでいたこの文章を思い出しました。人というのは周りの人を助けると言いながら、本当は自分の興味のないことに対して関心を寄せずに自分のことだけを考えていて、結局人は僕自身を含めて自分第一の考え方をしているんだなと感じました。

 

 

2つ目

「イメージというのはそういうものだろ。大した根拠もないのに、人はイメージを持つ。イメージで世の中は動く。味の変わらないレストランが急に繁盛するのは、イメージが良くなったからだ。もてはやされていた俳優に仕事がなくなるのは、イメージが悪くなったからだ。首相を暗殺した男が、さほど憎まれないのは、共感できるイメージがあるからだ」

伊坂幸太郎. ゴールデンスランバー新潮文庫) (p.287-288). 新潮社. Kindle 版. 

このセリフを言っている場面は、主人公が自分が犯人だと警察に自首すれば首相を殺したとしてもマスコミが同情したくなるような背景を強調できると政府の人に言われているところでした。

 

僕自身はこの文章を読む前から人は物事を判断するときに無意識の中でその人の中にあるイメージに大きく影響されると思っていたのでこの文章にものすごく共感しました。現代では、高い評価を受けていた飲食店が一度のSNSの炎上で閉店する事態も起きています。味が美味しくても炎上したマイナスのイメージが先行してお店に行かないことが起こり得ます。自分の感覚では自分の頭で考えて物事を選択しているつもりでも、頭の中にあるイメージに左右されてしまうと僕自身は考えています。今の世の中はイメージが先行しているのでマスメディアやインフルエンサーによって生かすことも殺すこともできる世の中なんだなと思いましたね。

 

 

3つ目

 恋人と友達のどこが違うのかというとね、と以前、平野晶が主張していたのを思い出した。「恋人はね、別れたら基本的に友達には戻れないよ」と彼女は言い切った。 「戻ってる人たちもいるじゃない」 「無理無理。まあ、もちろん例外はあるだろうけどね、基本的には、別れた元彼の人生は、自分の人生とは無関係だよ。どこで何してようが、関係ない。じゃないとさ、その時一緒にいる恋人とか配偶者に失礼でしょ」  配偶者、という堅苦しい言い方が面白く、記憶によく残っている。 「でも不思議なもんだよねえ。付き合ってる時は毎日連絡を取り合っていたのに、別れて数年したら、まったく関係もなくなって、永遠に接点なく、生きていくんだから。不思議だよね」平野晶はそうも言った。 

伊坂幸太郎. ゴールデンスランバー新潮文庫) (p.336-337). 新潮社. Kindle 版. 

人との関係はいつでも続くものだと勝手に思いがちですが、言われてみれば付き合っていた恋人は別れてしまったらその関係は別れた瞬間に終わってしまいその後は連絡も取らなくなってしまうと僕はこの文章を読んで改めて感じました。中にはその後も友達になる人もいるでしょうけど、殆どの場合は関係がなくなっていきますよね。別れた日の数日後には毎日していた連絡がなくなるというのは一度友達以上に親しく家族に近づいていたのに別れたとたん関係が一気になくなるのは恋人でしか起きずになにか儚いですね。今まで当たり前だと頭では思っていたことなんですけど、改めて文章で読むとちょっと違和感を感じて自分はどうだろうと一つ新しく考えるきっかけになりました。

 

 

終わりに

ここまでこの記事を読んで頂きありがとうざいました!

最後に僕がこの小説を読んで一番感じたことを書いてこの記事を終わろうと思います。

 

最近週刊誌などのマスメディアの影響で著名人のプラーベートが暴露をされたり、全国的なニュースになって全国に放送しています。ですが、この情報はマスメディアが自由に編集していることを忘れてはいけません。都合の悪いことや強調したほうが国民の受けがいいと思われる部分を誇張している可能性もあります。今回の主人公のように濡れ衣を着せられているという可能性もあります(そんなことはもちろんないと思いますが)。ゴールデンスランバーを読んで僕が言いたいことは、世の中の情報一つで物事を決めつけるべきではないということです。現代は以前に比べて情報が自由に手に入る時代なのでテレビのニュースだけが本当に正しいのか疑いの目で見て違和感を覚えたら自分で確認していってほしいと思っています。もちろん、毎回調べるのも大変だと思うので調べなくても本当に正しいのか疑いの目で見る癖をつけるだけでもいいと思います。とにかく何かニュースなどを見てもそのまま受け入れるのではなく本当にその情報が正しいのか自分で考えて判断していってほしいと思いました。

 

今回はこの辺りで終わろうと思います。

 

 

以上西野心でした。

 

 

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それではまた次の記事でお会いしましょう!

さようなら~

 

 

 

                                 ~完~